iOSDC Japan 2018に参加してきました!

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iOSDC Japan 2018に参加してきました!

今年もiOSDC Japan 2018に参加してきました! 去年の様子はこちらから。

iOSDC Japan 2018とは

iOSと周辺技術を題材としたカンファレンスです。 今年は540のCfPが集まり、 129人のスピーカー、800人以上の方が参加しました。

www.youtube.com

去年から1日増えて、8/30(前夜祭)〜9/2(最終日)の3.5日の開催です。

今年は...

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なんと、スピーカーとして参加することになりました。 元々、去年スカラシップ制度を使ってiOSDCに参加した際に、すごく楽しくて「来年はCfP出すぞ!」と意気込んでいたのですが、倍率が高いと聞いていたのでまさか採択されてるとは思っていませんでした。

実は、(自分で主催したLT会などで話すことはあったものの)勉強会やカンファレンスで登壇するのが初めてで、スピーカーとしての参加が決まった際にちゃんと発表できるか結構不安でした。

オープンソースMDMのMicroMDMを用いて個人でデバイス管理をやってみる

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MDM(Mobile Device Management)の話をしました。詳しくは、事前ブログの方に書いたのですが、オープンソースMDMのMicroMDMを使ってみる話をしました。

元々、卒業研究でMDMに関する内容を取り組んでいてMDMを自作する方法について調べていたのですが、MDMについての文献があまりなく、その上でEMMサービスの作り方なんてネットで出てきませんでした。 その時見つけたのがMicroMDMなのですが、これも日本語記事は全くありませんでしたし、ドキュメント通りにチュートリアルを進めても動かなかったり。。。

ただ、実際に動くところまでやってみると、個人でMDMサービスを立ち上げられたことに結構大きな喜びがあって、しかもオープンソースなので実装コードが読めることが楽しく、「この知見はどこかで喋りたい!」と思っていたのがトークする原動力になりました。

実際にiOSDCで話してみて

トークの後に質問をもらえたり、直接話しかけてもらえたりするのが嬉しかったです。スピーカーとして参加して良かったなと思う瞬間でした。

「うちもMDM自作してるんだけどさ」と名刺をいただけたり、「Cisco Meraki使えば100台まで無料で使えるよ」と教えていただいたり、スピーカーとして話したからこそ得ることができた繋がりや情報があったのも良かったです。

一方で、話し終わって少し悔しかった部分もあります。

自分自身、デバイス管理辛い経験をしたことがなく、ニーズをしっかり掴めていなかった部分があり、もう少しニーズを見極めて発表することができたらなと思いました。

悔しかったには悔しかったのですが、別に落ち込んでいるとかではなく、むしろどういうところに需要があるか分かったので、次はもっと多くの方に興味を持ってもらえるような発表をするぞ💪と意気込んでいます!

印象に残っているトーク

MicroViewControllerで無限にスケールするiOS開発

www.icloud.com 画面設計のプラクティスに関してあまり気にしたことがなかったので、すごく印象的でした。Mew、自分でも試してみたいです。

宣言的UICollectionView

speakerdeck.com 実際の画面構成と、コードの宣言を揃える書き方が好きで、興味深かったです。さっそく自分でもサンプルを作ってみました。

詳解Fastfile

speakerdeck.com 最近Fastlaneを使い始めたのですが、Fastfileの書き方が(いろいろな書き方ができるので)よく分からないままだったので、Fastfile記述のベストプラクティスが分かってよかったです。

5000行のUITableViewを差分更新する

speakerdeck.com TableViewの差分更新、自分でやったことが無かったので、セル数が増えた時のパフォーマンスや差分計算アルゴリズムについて知れて良かったです。

これもさっそくサンプルを作ってみました。

Synchronized iPhones!

speakerdeck.com おそらく、今後僕が数10台のiPhoneを1フレーム以内の誤差に納めたいようなケースには遭遇しないと思うのですが、相対性理論や時刻系の話がとても興味深く、面白かったです。

iOSアプリの開発速度を170%に向上させたデバッグノウハウ

speakerdeck.com テストという言葉を表に出さずに、開発速度を高速化するための手法として説明されていて、興味深かったです。テストするためにテストしやすい設計ができるようになりたい。

圏論とSwiftへの応用

speakerdeck.com カテゴリー理論に関して、全然知らない状態でセッションを聞きましたが、Swiftのコードに落としてくださったり、擬似Swiftを用いて説明されていたので分かりやすかったです。 米田の補題あたりから頭の中が?マークになったので、時間見つけてちゃんと勉強したいです...

最後に

iOSDCといえば、エンディングに実行委員長の @tomzoh さんがいいこと言って、今年も良かったなぁ...という気分になるのですが、 f:id:n_atmark:20180906010134j:plain 今年の言葉もすごく好きでした。

来年は一般参加になるのか、スピーカー参加になるのか、はたまた当日スタッフとして参加するのかわかりませんが、来年もiOSDCに参加したいと思っています!!