iOSDC Japan 2022で「施策基盤としてのディープリンク」という発表をしました! 〜ウラ話を添えて〜

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今年もiOSDCに参加してきました。3年ぶりのオフライン開催、すごく楽しかったです。2017年から参加してるので5年目のiOSDCでした。

自分の過去のiOSDCへの参加形態を振り返ってみると

(2020年と2021年ブログ書くのサボってますね...私)

このような形で参加していて、さて今年はというとCfPを採択していただけて4年ぶりにレギュラートークのスピーカーとして参加することになりました🎉

2018年にレギュラートークスピーカーをした頃はまだ学生で、その時はデバイス管理の話をしてました (懐かしい...)

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施策基盤としてのディープリンク 〜なめらかにアプリが開く体験のために〜

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今年登壇した内容が「施策基盤としてのディープリンク 〜なめらかにアプリが開く体験のために〜」になります。

登壇ウラ話

実は最近、メイン業務はAndroidアプリ開発を行なっています。登壇の時に紹介を行ったレシピサービス クックパッド上で買物体験を提供するチームに所属しており、そこでAndroidアプリを書きつつ、iOSはチームメンバーのコードレビューに入ったり、趣味リファクタリングをする程度の関わり方になりつつあります。

iOS/Android両方経験のあるエンジニアということもあり施策基盤を用意するような関わり方も増えてきたのですが、実はエンジニアがディープリンクを一度仕組みとして用意してしまった後その後活用するのは施策オーナーが多く「アプリへの流入に対してどういう仕組みを活用できるのか」、「施策の効果を最大限発揮するためにどういう改善ができるのか」、「計測したい数値をどう把握できるようにすればよいのか」といった点に関してエンジニアと施策のオーナーの共通認識を取れていないケースが多いのでは?と感じるようになりました。

例えば、施策オーナーが言う 「ディープリンクを用意して欲しい」 は Firebase Dynamic Linksを使ったDeferred Deep Linkingに対応したダイナミックリンクが必要なのか、Custom URL Schemeのルーティングを実装して欲しいのか、はたまたUniversal Linksが必要なのか...

用語の認識を揃えるところから進めないと、お互い曖昧な認識のまま事が進み、施策開始のタイミングで必要なアプリへの流入経路が用意されていなかったということが発生しそうだと考えました。

ただ、ディープリンク関連の用語は似たような言葉も多く、列挙されてるだけではあまり理解が進まないと感じたので、最初は図を作って社内共有するところから手をつけ始めたました。

社内ブログに書いた記事

社内でも結構評判が良くて、「ディープリンク関連の用語の整理や施策に応じてどういう仕組みを活用できるのかはエンジニアにとって有益な知見になるのでは?」と考えるようになり今回のiOSDCでの登壇に繋がったのでした。

Twitterでいただいた感想

ありがたいことに沢山の方に登壇を見ていただき、Twitter上でも沢山感想をいただきました。(本当にありがとうございました!!!嬉しかったです!)

いくつかピックアップさせていただいたのですが、自分の登壇の原点になった「ディープリンク関連の用語の整理や施策に応じてどういう仕組みを活用できるのかはエンジニアにとって有益な知見になるのでは?」に対して、登壇を見ていただいた方に自分の発表した知見を届けられたように感じて、登壇して良かったなと改めて思えました!

さいごに

実は、今年クックパッドのスポンサーブースの企画のリードをしてました。バックパネル作ったりテーブルクロス作ったりTシャツ作ったりパネル作ったり、イベントの企画したり、事前告知ブログ書いたり、@cookpad_tech のツイート運用したり!(この辺の深い話は会社のテックブログにでも書こうかな)

3ヶ月くらい準備に時間を使ってたのですが、ノベルティちゃんと封入業者に届いてるか心配になったり、当日スタッフが混乱しないか不安になったりしながらの日々だったり😇

当日も自分の登壇が終わると今度は社員メンバーの登壇を撮影したりブース企画したり、過去1バタバタなiOSDCでした (笑)

自分の登壇も同僚の登壇も、ブース運営も大きな問題なく3日間を乗り越えられてよかった!きっとiOSDC Japan 2022は自分にとっても思い出深いiOSDCになるんだろうなあ〜!来年に向けてまた頑張るぞ💪